小1から小2のあいだ、計算問題はほとんど無料の算数プリントを利用していて、それで十分でした。
質の面から見ても、息子の反応からしてみても、満足度も。
それが、小3の夏休み前ごろになると飽きがきたということもあるかもしれません、
もともと、モチベーションは低~いレベルで"やっつけて"いたものが、ますます低空飛行しだしたのでした。
もう一つ、ドリルを利用しようと思ったきっかけになった出来事が。
プリント学習からドリルにシフトした理由
デキる男になりたくて計算ドリル!?
それは子どもたちの間で繰り広げられていたらしい自慢大会。笑
毎日のように学校から帰宅すると「○○くんはね、高校の数学もできるんだって!」とか、
「△△くんはわり算もバッチリらしいよ」とか。
そんな刺激を受けてきた絶好のタイミングを見逃してはもったいない!とばかりに、
それまで一切行ってこなかった先どり学習を提案してみたのでした。
デキる男がカッコいい!的なモードに入っていた息子心をくすぐって
「先どり、やっちゃう!?デキるように、なっちゃうぅぅ~!?」と、あえて軽いノリで。
こちらの魂胆は、コツコツと計算練習を積み重ねるモチベーションを維持すること。
基本は、学校の授業を真剣に受けてきて欲しいので、少なくとも低学年のあいだは
その邪魔になるような「あぁ、それ知ってる」状態にはしない家庭学習を心がけてきています。
今回はそこから少し外れてしまうけれど、計算だけならいいかな、ということにしました。
ちょっと先に進むことが、やる気や自信につながるのなら☆
体系的に学べるのがドリルのメリット
無料の算数プリントにも、もちろん小3の範囲の問題もたくさんあります。
ただ、どの項目のどのプリントを選んでプリントアウトするかが親の肩にかかってくるんですよね。
復習や反復練習用の類題として利用するのには、とっても大助かりなんですが
先どり学習で体系的に学び進められるように準備をするのはやや荷が重く、
市販のドリルを利用することにしました。
先どりしやすい計算ドリルとして選んだ問題集はコレ
書店であれこれと手にとり、選んだのはこの問題集。
『いっきに極める算数② 小学2~4年のかけ算・わり算(くもん出版)』です。
『いっきに極める算数② 小学2~4年のかけ算・わり算』は何といっても効率がいい
書名の通りなのですが、小2の九九から小4の"3桁÷2桁"のわり算まで、
かけ算・わり算の計算問題だけが一気に掲載されている問題集なんです。
それぞれのステップで必要な、解き方の「れい」が載っているので、
それを見ながら最初は一緒に数問やってみる、という形で初見の計算も進めていくことができます。
例えるなら、折り紙の折り方を見ながら折っていく作業のような。
そんなに細かく解説されているというわけでもないのですが、横にいてサポートだけしてあげれば、
あとは練習問題を解いていくうちにマスターしていきました。
スモールステップで計算をマスターしていく
大人の私から見ると、「そんなに同じような数値替えの問題ばかり何問もやらせるか~」というくらい
似たような問題で練習を重ねていくスモールステップ形式なのですが、
そこはさすが天下の公文ですね、息子が「面倒くさい」と感じてしまうまではいかない量なんです。
しっかりと解き方を理解できる量でいて、飽きさせない、ほど良いボリューム。
男子の母としては、これはけっこう大事なポイントだと実感しています。
この問題集はイヤじゃない、と思っていてもらわないと続かないわけですから。
上手くできているなと、この問題集を気に入っているポイントのひとつです。
忘れさせない・くじけさせない仕組み
1回分は飽きない程度の分量なので、その1回で完ぺきにマスターできるかというと、それは五分五分なんです。
翌日には解き方を忘れかけているというときもあったりして。
(うちのドラ息子の場合は、ですが…)
でも、1ステップ(1見開き)のはじめに前回の復習問題を解いてから、という構成になっているので
まずは覚えているかの確認ができること、思い出す作業がそこでできることが、シンプルだけれどとても有効だと感じています。
私にガミガミガミと言われなくとも、自分が解き方を忘れかけていることを自覚させられるわけです。
何でもかんでも言い返したいお年頃の息子にとっては、"言い返せない相手からの指摘"はすんなりと受け入れられるようで、素直に前回の「れい」を見て確認しています。
一度でマスターできるのがベストなのでしょうが、そうではなかったときにスムーズにリカバリーできる仕組みになっているということって大事ですよね。
そして、その復習で確認をした上で進む次の「れい」と練習問題は、笑っちゃうほど復習したばかりの問題と同じような問題なんです。
そのくらいスモールステップで進んでいくので、そりゃぁ、サクサクと解ける。
ステップ1から54まであるのですが、そのカウントが上がっていくから子どもにしたら念願の先どりが進んでいっているような気になれて、しかもそれがサクサク解けちゃう! いい気分ですよね。
その実、ほんの少しずつのステップアップをしながら繰り返し問題を解いて定着させていっているというわけです。
『いっきに極める算数② 小学2~4年のかけ算・わり算』まとめ
「え!?もう終わったの~?」
と、驚いて見せてあげようものなら、デキる男になったような気がくすぐられて、
まんざらでもないといった表情で「終わったよ」です。
すごいでしょ、と言わんばかりの様子が、まだまだ可愛い。笑
『いっきに極める算数② 小学2~4年のかけ算・わり算』は、
そんなに算数が得意でも好きでもないという息子でもまったく嫌がらずに進めていけた問題集です。
1見開き構成の1ステップが1~54ステップあり、
大きな単元ごとに"チェックテスト"という復習問題の1見開きが挟まれ、全127ページ。
1日1見開きずつ進めていくと、62回で終了。2か月で小2~小4のかけ算・わり算をマスターできてしまう計算になります。
回答は別冊子として取り外せる仕様になっているのも、丸つけがしやすく良い点です。
書名の通り「いっきに極める」もよしですよね。
シリーズで少数や分数、図形、文章題などもありますので子どもの様子に合わせて、
どんどん取り組んでみるのもいいかもしれません。
我が家はある程度進めては無料プリントで練習をしたり、別のドリルもはさんでみたり、と
マイペースに進めています。
小3男子の先どりしやすい計算ドリル〈かけ算・わり算〉
Reviewed by sakurako31
on
3/07/2018
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