2020年から変わる大学入試。実施されるようになる「大学入学共通テスト」では、英語4技能が重視されるなどの他に、思考力・判断力・表現力を重視する問題が出題されるという入試改革・教育改革。
当然、"未来の大学受験生にそれらの試験に対応できる力をつけなければ"という教育がスタートしているわけです。
よく、「問題を見つける力」「問題を解決する力」などと並んで「自分で考える力」「思考力」と言われていますよね。それらは、ママとしては何をどうしてあげたら良いのかしら?
あれこれと答えを探してみました。
意外なところにヒントがたくさんあった!
まずお断りしておきたいのは、
"子どもの「考える力」「思考力」を育てるにはどうしたらいいか" 私見を書くわけではありません。
東大4人の佐藤ママや全米最優秀女子高生ママのボークさんのような"経験者"なら、その経験談は参考になるし説得力もありますけれど。
私はいたって普通のママで、どうしたらいいかの答えを知りたい1人にすぎないから。笑
ただし、自分で言うのも何ですが、けっこう幅広くチェックしているほうだとは思います。
気になったことを調べずにはいられない質で。
ネットでも見るし、本も好きだし。
たまたまですが、教育関係者の友人も何人かいるので"質問してみる"先があるという恵まれた環境にあるとも思っています。
余談ですが、「気になったこと知りたいことがあったらスグ調べる!」は息子にも伝えています。
その資料は、辞書のときもあればウィキペディアのときもあれば、分厚い参考書のときもあれば。
最近の息子はラクして調べようと、自分のiPadでネット検索して済ませてしまうことが多いので、
情報リテラシー、ネットリテラシー、メディアリテラシーの話などもするようになりました。
話は戻して"子どもの「考える力」「思考力」を育てるにはどうしたらいいか"のヒントの意外なありか。
それは、
『東洋経済』『現代』『プレジデント』『ダイヤモンド』。
週刊誌ですね…笑。
子育てとすぐには結び付かない印象ですけれど。
プレジデントは『プレジデント ファミリー』がありますし、『東洋経済』も『週刊ダイヤモンド』も教育系の特集号を出しているのを見たことがあるかと思います。
私は、それらの情報サイト(オウンドメディア)の記事も定期的にチェックしています。
『東洋経済 ONLINE』『マネー現代』『プレジデント Online』『ダイヤモンド online』。
他に、『日経DUAL』とか『AERA dot.』なども。
出版社のオウンドメディアなので、新刊のPR記事だったりもするのですが、
いずれも、きちんと専門家に取材して書かれた、もしくは専門家が書き下ろした記事だからです。
もともと取材して制作した記事を発信する(売る)プロの出版社や新聞社は、
これだけ情報が溢れるネットの中では、信頼できる情報の発信源のひとつだと思うということ。
口コミの良さとは異なる良さがあると思います。
もちろん、同じテーマを語るにしても、専門家によって見解が様々なのはよくあることです。
また、出版社にとって記事コンテンツは商品・売り物なので、そこには大人の事情が働いているときもあるでしょう。
そこは、先述のメディアリテラシーだし、
ピンとくる!とか、我が子にフィットしそうな気がするとか、そんなママの勘で取り入れるか否かを判断すればいいことなのだと思っています。
ADD:
「考えなさい」とは言うけれど、考えるってどういうふうにすることか子どもに教えた?
見出しの通りのことが書かれた記事。
「よく考えなさい」とは私もよく言うセリフですが、
お箸の持ち方は教えたけど、「考える」のやり方を教えたことはない…。
もう10歳になってしまっていますが、念のため本人と確認しておこう!
と、さっそく行動しました。
「考える」とはどう動くことか、具体的に文章にしてくれています。
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おっと…やってしまったことがある…という、よくある親子の場面のダメ出しが。
小さいお子さんから低学年くらいまでが対象かな?という内容で、
子どもの年齢がそのくらいの頃にママが意識して気をつけていたら、その後のお子さんの成長が楽しみよね!という内容の記事です。
わが子の「考える力」を奪う親たち、その意外過ぎる共通点(田中 博史)
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親子で行きたいおすすめスポットや、そこでの子どもへの働きかけ方が紹介されています。
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(「立派なお城だね」って言っちゃってました…)
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『世界標準の子育て』という本の中身の一部を紹介。
「考える力」の教育に成功している代表例、インドでの思考の柔軟性を鍛える教育や、決めさせる・選択させる習慣を積み重ねていく欧米の子育てについて書かれています。
日本の学校教育は、まだまだ詰め込み学習が主流。家庭での習慣にかかっている?と思うと気が抜けませんが、日々のちょっとしたことの積み重ねなら出来そう!というヒントが。
インド・欧米に学ぶ「考える力」を伸ばす教育とは
この20年で時代は大きく変わったが、今後20年の変化は、その比ではない。思いもよらない変化が次々と起きるこれからの社会では、「たくましさ」、「地頭のよさ」、「社交性」が常に求められるのだ。「世界標準の子育て」では...
終わりに。学校生活の中でも「考える力」「問題を解決する力」は日々、育まれているよとママは思う
学者さんとか評論家の方とか、塾などの教育関係者が発信するものを見聞きする限りでは、あまり日常の学校生活の話は出てきませんよね。
そりぁあ、そうだ。学校外の人たちなのだから。
ひょっとしたら、高いところから学校というものを見ているかもしれませんが、もっと現場レベルの子供たちの小学校生活では、日々、サバイバルが繰り広げられているし、今回のテーマの力を育む仕掛けがたくさん用意されているように思います。
学年縦割りの班活動で高学年がリーダー役を務めるとか、委員会活動があるとか、
高学年でなくても、クラス内で学級会で話し合ったり、何かお楽しみ会のようなものをみんなで計画して役割を分担するとか。
やっていることは昭和の公立小学校とそう大きく変わらないので、当たり前のように感じられて気にも留めないかもしれませんが、どれも子どもにとってはガチの「経験」で、いろんな課題をつきつけられる毎日を送っていると思うのです。
学習面でもなんでも、学校で学ぶ分だけでは足りないのではないか?と不安になるような情報も多く入ってくる世の中ですが、
足りないと感じるなら自前で補えばいいのだけど、その前に、
学校でやっていることも最大限、享受した上で、でないと勿体ないですよね。
まずは日常生活、学校生活を能動的に楽しんで、色んなことに挑戦してみる姿勢をサポートすることで、基本の力は育てられるのではないかな。
逆に、それをおざなりにして、ちょっと離れたところにあるオプションにばかり目が行ってしまって灯台下暗しにならぬよう気をつけねば、と思うのでした。
子どもの「考える力」「思考力」を育てるには どうしたらいいのか
Reviewed by sakurako31
on
3/04/2019
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