国語・理科・社会の家庭学習にも音読が効く/めきめき力がついた!小学生の「音読」効果的なやり方(3)



音読の宿題に、速さを意識して読むという「速音読」を取り入れたら、
2か月足らずで、めきめきと「力がついた!」と実感した我が家。

これは他の学習にも生かせるはず!
と実践してみた学習法と、ヒントになった本をご紹介します。




以前の記事:
小学生の音読は脳を鍛える恰好の宿題
小学生の宿題「音読」の効果ー小4息子に音読の神様が降りてきた?!
めきめき力がついた!小学生の「音読」効果的なやり方
>>> (1)音読の宿題だけは登校前の朝にやる

前回の記事:
>>> (2)速く読む「速音読」で加速度的に成長

今回の記事:
>>> (3)国語・理科・社会の家庭学習にも音読が効く

次回以降:
>>> (4)番外編/YouTube視聴の遊びの時間も倍速で
→ 「速音読」が効果てきめんだった小4息子☆3か月後【ぐうたら夏休み編】-小学生の音読



国語・理科・社会の家庭学習にも音読が効く


ほかの学習にも使える!とヒントになった1冊

速音読をするようになってからの息子の成長が著しかったので、
「読む」とか「音読」、「読書」といったキーワードが気になるように。
あれこれと参考になりそうなものを探していたときに興味を持ったのが、こちらの本でした。



東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

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テレビ番組などでも見かける官僚出身のキレイな弁護士さんとして
見覚えがあった山口真由さん。
東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)』という
本のタイトルだけで辿りついたら、その山口真由さんの著書だった、という出会い。

まさかまさか、小学生にコレをやらせようという話ではありませんよ。

「読む」ことによる学習という共通点から、
速音読をしている息子の学習の延長上にコレがあるように思えたのです。

ただ、この本は、〝速音読と速読とは別物″だとお話しした
速読による学習方法が書かれているものです。
(前回の記事:速く読む「速音読」で加速度的に成長

自分に都合のいい部分に焦点を当ててヒントにしたのが以下の3点。

・400ページくらいの本を30分で読む
・書くのが面倒くさくて読みに徹したふうな話
・7回(繰り返し)読む

やっぱり、速く読める、処理が速いというのは必要だな、と。
速音読で鍛えてくことは有効だと感じました。


それにしても400ページを30分で!
これは、頭の中で音読してしまう読み方では到底読めないスピードですね。
私自身は、どうしても頭の中で音読してしまう派です。

試しに主人と息子に、頭の中で音読して読むか尋ねてみたところ、
主人はそうする時としない時とを使い分けている、
息子は頭の中で音読しない、と答えました。

お!これなら息子はスムーズに将来、速読も取り入れられるかもしれない、
この7回読み学習法は息子に合うかもしれない!と気に留めておくことに。


繰り返し読んで身につけるという学習方法

書くのが面倒くさくて、というのは自分に都合のいいように読み取っただけ。笑

とにかく書くことを面倒くさがる息子に、それまで無理やり書かせていました。
無理やりといっても、問題集の答えを書く…当たり前のことなんですけれど…

それを山口さんは読むことで理解も暗記もしてきたというから、
書かないでもやってこれた人がここにいた!しかも優秀な人で!という発見は
母として、ものすごく救われた気持ちになりました。

漢字などの、書かなきゃなかなか身につかないものもありますから、
書いて身につけるものと、繰り返し読んで身につけるものとの使い分けが大事ということは忘れずに、
息子の様子に応じて上手く導いていく方法のひとつとして
私自身のストックにしておこうと思った1冊です。


理科・社会は2つのテキストを併用中

我が家では、理科・社会の家庭学習にそれぞれ以下の2冊を使っています。

【理科】
 
・『くもんの理科集中学習小学4年生
・『?に答える! 小学理科 (教科書の基礎から入試対策まで。小学3~6年 小学パーフェクトコース)

【社会】
 
・『くもんの社会集中学習小学3・4年生 下
・『?に答える! 小学社会 (教科書の基礎から入試対策まで。小学3~6年 小学パーフェクトコース)


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『集中学習』のほうは学習指導要領対応の問題集なのですが、
サブタイトルが「くり返し書いて、きそが身につく」という…まさに息子が苦手なタイプ。笑

2色刷りで教科書と同じような書体、単元のはじめには『おぼえよう』という要点が書かれています。
その要点を読んでから問題に答えていく形式の、とっても詳しく親切な問題集です。

良いと思う点は、

・子ども一人でもどんどん進めていける
・各教科書との内容対照表がついている
・回答が切り離せる

結果的にウチにはしっくりこないという点は、

「くり返し書いて」が本当に何度も繰り返しなので飽きてしまう、ということ。
書くこと嫌いな息子には、同じ答えを何度も書くということが苦痛なようです。

はじめのうちは、
この『集中学習』だけ取り組ませていました。
学校で習う程度の理社はこれ1冊でカバーできてしまうベストな問題集!と思って。
書くことを面倒くさがるなー!と言い聞かせながら…

書くことが苦でないお子さんには、おすすめです。
学校の予習復習や、先どり学習に本当にちょうどいい!


そこで、「読む」学習を取り入れてみた

『集中学習』は良い内容の問題集だと思うけれど、
子どもにとって、嫌々する学習なんて、その効果が目減りするのは明らかです。

どうしたものか…と考えていたときに先述の 『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)』に出会い、ママの勘がピン!と働いたのでした。

「答えをもう書かなくていいよ、その代わり音読しよう!」

想像を超える息子の喜びように、そんなに書くことがイヤなのか…と、ちょっと複雑でしたが。

具体的な我が家の「読む」学習方法は以下の通り。


今日は単元2を読む日という場合、
初めに前回読んだ単元1の『集中学習』を音読しながら解いて前回の復習。
回答は書き込みません。
それから単元2の『?に答える!』のほうを読んで学びます。

こちらのほうが少し掘り下げた内容まで記述されているのと、
フルカラーで写真やグラフなどの資料も多く載っているからです。
また、ちょっとした豆知識コラムなどもあって面白いのだそうです。

1回目は一通り黙読。その後、速音読します。
一度、黙読で目を通しておくと、音読する際につっかえることも少なくスムーズに速音読しやすいからです。


途中で資料のグラフなどを見たり、内容について会話をしたりする時間も含めて
トータルで30分程度、会話が盛り上がったときには1時間になることも。

それで終了。理科も社会も同じです。
『?に答える!』が授業で『集中学習』が復習、という扱いです。


だいたい週に1単元のペースで進めているので、翌週に『集中学習』で確認することになりますが、 問題なく習得できているようです。


そんなお手軽学習なので息子も理社は好きで、学校より早いペースで進んでいるため、
さらに学校の授業が復習になり、ちょうどいいよう。


今どきの学校の授業、とくに理社については、アクティブラーニングを取り入れていて
座学だけでなく、実際に実験をしたりグループ学習をすることが昔よりはるかに多いので、
家庭学習で先取りになっていたとしても、学校の授業がつまらないという事態にはなりにくいようです。


『?に答える!』で2回、『集中学習』で1回、
学校の授業を1回と考え、学校のカラーテストを1回とすると、
7回読みまではいかないまでも5回分くらいにはなっているはずです。

暗記学習をしたいのなら、それではゆるいかもしれませんが、
今のところはこれでしっかりと理解できている様子です。


何年生までこれで通用するかはわかりませんが、
4年生の今は、これで十分足りていると感じています。


国語の文章読解もひたすら音読

音読の教材には、それ専用でなければならないということはないだろうと考えて、
文章読解のテキストも音読させています。



我が家が4年生になってから取り組み始めたのは、
この『啓明舎が紡ぐ小学国語 読解の基礎 3年~5年向け』。

中学受験を前提とした3年生からの問題集なので、我が家は3年生の1年間は寝かせてしまいました。
4年生になって読ませてみたら、ちょうどいい感触。

"読んでおもしろい、興味深い文章をよりすぐりました。(『読解の基礎』のねらいと特色 より引用)"といっているだけあり、 名作の楽しめる部分がうまいことラインナップされています。
学ぶことをできるだけ面白いと思って取り組んで欲しい!そんな家庭学習にぴったりです。

もちろん、文章読解の問題を解く学習ですから書くことは必至で、
その力を育てるために工夫がされた問題集です。

我が家のように、それを、書かずに使おうというのは普通ではないと自覚しています。

それでも。書くのがイヤだからやらない、でゼロになってしまうよりは、
書かなくてもいいから読んで学ぶ50をとっているというわけです。

それが。意外と悪くない感触なのです。

単元ごとに、『答え方のおやくそく』と『おけいこ』というページがあり、
読解問題の解き方、答え方が丁寧に解説され、練習できるようになっています。
どのように答えればいいのか、をこの問題集で教わることができるのです。

その部分ももちろん音読します。

書かないといっても、答えを書きこまないというだけで、口頭では答えさせています。
その我が家の国語学習の様子は、
文章を音読するところから始まって、問題文も音読、
その答えを考える「え~っと、こうこうこうだから…」という独り言も声を出し、答えも口頭で。
わからなければ、もう一度そのあたりを読み…と、しゃべり通ししゃべっている状態です。

その様子を見守っていると、どのポイントで勘違いをしているのかとか、何がわからないのか、が丸見えで。笑
わざわざ子どもに何が(どこが)わからないのかを説明させる必要がないんです。

この「何が(どこが)わからないのか」がわからないこと、子どもって多いですよね。
それを説明させるのって、親も子もけっこうなパワーを要したりします。
それなしに、そのとき子どもに必要な「ここを読んでごらん」「〇〇について、何て書いてあったっけ?」 という鶴の一声をかけてやりやすいのです。


音読や速音読をすることで脳が活性化されると同時に、
音読だからこそサポートがしやすいため、同じ1問でもより深く学ばせることができると実感しています。

学年が低いほど、子ども一人でわかっているようなわかっていないような…そんな浅い学習を100ページさせるより、 ひとつの文章問題から解き方も語彙もあれもこれもじっくりと学べる1ページの積み重ねのほうが実力につながると思うのです。




啓明舎が紡ぐ小学国語 読解の基礎 3年~5年向け

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国語・理科・社会の家庭学習にも音読が効く/めきめき力がついた!小学生の「音読」効果的なやり方(3) 国語・理科・社会の家庭学習にも音読が効く/めきめき力がついた!小学生の「音読」効果的なやり方(3) Reviewed by sakurako31 on 7/25/2018 Rating: 5
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